平板瓦への屋根葺き替え工事:霧島市国分敷根 M様邸
- 所在地:鹿児島県霧島市国分敷根
- 費用:税込372万円
- 工期:2週間
before → after
自然エネルギーを有効活用できるよう、太陽光パネルを設置されているM様邸。その強い日差しゆえ、コロニアル屋根には経年劣化による割れが生じていました。築約25年で初めてとなる屋根メンテナンス。M様には弊社から、劣化の進んだコロニアル屋根材は塗装しても長持ちしづらいことをご説明しました。
施工完了までの手順
パネル脱着の手間を省けるよう、メンテナンスフリーの瓦屋根へ葺き替えることをご提案。瓦には断熱性が高いメリットがあり、真夏の熱気もこもりにくい良さがあります。このたびの葺き替えにより、重厚感漂う外観と、長期にわたる安心をご提供することができました。
コロニアル屋根から陶器の平板瓦へ葺き替え。
洋風の雰囲気はそのままに、真夏の暑さを軽減させました。
【施工前の状態】
M様邸のスレート屋根には、日差しを有効に活用できるよう太陽光パネルが搭載されていました。強い日差しゆえ、屋根材が受けるダメージは大きいものです。
割れや欠けがある屋根材は、補修や塗装をしても長持ちしにくいものです。棟板金にも色褪せや錆の付着がありました。
過去に雨漏りをしたことがあるという天窓。今回のリフォームで防水性を高め、より安心できる施工を目指していきます。
【施工完了までの手順・屋根の葺き替え工事】
まずは既存のコロニアル屋根を解体していきます。黒い防水シートは新しいものに張り替えていきます。
新しい防水シートを張った後、瓦を固定するための桟木(さんぎ)を縦横に取り付けていきます。
いよいよ新しい瓦を葺いていく準備が整いました。足場に取り付けた弊社の工事看板。ありがたいことに、これをご覧になって工事を依頼してくださるお客様もいらっしゃいます!
厚みのある平板瓦を施工するとなると、既存の雨樋との高さがこれまでと変わってしまいます。
そこは弊社の熟練職人におまかせください。軒先の桟木を薄いものに替え、雨がきちんと樋へ落ちるよう調整を行いました。
桟木へ瓦を固定していく作業中です。雨水の流れを考慮して、軒先側から1枚ずつ取り付けていきます。
棟部分の施工中。棟瓦の固定には、馬場商店「ハイロール」を使用します。従来の漆喰よりも屋根全体を軽量化することができ、耐久性の高い材料になります。
▶️ハイロールについて詳しくはこちら
瓦を葺き終えたら、次は太陽光パネルを元に戻す作業に移ります。パネルを固定するための金具を、一つひとつ屋根の下地に取り付けていきます。電気工事屋さんに協力してもらいながら、電気配線工事も同時に進めていきます。
好天続きを見計らい、効率よく作業できるよう多くの職人で作業をします。パネルは、落下しないよう細心の注意を払って、丁寧に取り付けていきます。
天窓には、雨を速やかに流すため、板金を長めに取り付けました。細かい工夫を重ねることで、良い状態を長持ちさせることにつなげていきます。
【完成しました!】
遠目からみた屋根の全景。波型のないフラットなデザインが、洋風建築にマッチした仕上がりです。
既存の太陽光パネルもしっかりと取り付けいたしました。
整然と並べられた平板瓦。瓦ならではの重厚感ある雰囲気が漂います。
白い妻壁が引き立つシックな黒色で、破風板を仕上げていきました。
瓦が変わっても、お気に入りの天窓はそのまま活かすことができます。窓まわりの板金は、黒色の塗装を施して仕上げました。これで雨が降っても安心です。
【お客様の声】
ずっと気になっていた屋根がおかげさまできれいに完成し、とても安心して過ごすことができています。関わってくださったスタッフ皆さんが、とても親切で対応が良く、依頼できたので、本当に良かったと思いました。
担当者からのコメント
無事に工事が完了し、担当者としてもひと安心しております。 瓦屋根で迎える夏は、暑さを気にせず快適に過ごせることと思います。またのご用命をお待ちしております。